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第108回1月例会1月26日(水)18:30開演

無名塾  左の腕  

原作/松本清張
演出・上演台本/仲代達矢・岡山矢
出演/仲代達矢ほか無名塾総出演

 深川の料理屋松葉屋に、新しく雇われることになった、卯助という老人とその娘おあきの物語です。口をきいて世話したのは、松葉屋の板場をやってる銀次でした。おあきと銀次にはやがて恋心が生まれます。そんな折りに現われたのは、稲荷の麻吉という目明しでした。彼は卯助が左の腕に巻いている白い布に目を留めます。職業柄、決して見逃さないものを、その白い布に感じたからに他なりません。麻吉は執拗に、ことのほか残忍に捕縛の網を狭めて行きますが、その白い布の下から現われたのは、前科者の刻印である入れ墨でした。これが知れれば、卯助親子は、松葉屋には居られなくなります。ある日、その松葉屋に、押込みが入りました。卯助は彼らを大立ち回りでやっつけますが、その押込みの中に、かつての卯助を知る人物がいました。上州の熊五郎です。卯助はかなり名を馳せた盗賊だったことが明らかになります。その事件以来、彼は、入れ墨を隠すのをやめました。そして、呟くのです。「古疵でも大威張りで見せて歩くことだ。そうしなけりゃ、己が己に負けるのだ」と。